人気BL作家の奥田枠先生の短編作品「Kの支配者」のネタバレ結末を全話最終回完結までしていきます。
こんなひとにおすすめ：
- 「支配×依存」や「壊れた愛」がテーマのBLが好きな方
- ダークで耽美な世界観に浸りたい方
- 短編でも心に残る重厚な物語を探している方
- 読後に余韻が残るような強烈なBLを読みたい方
一言で言うとダークな世界観が魅力的で、壊れた攻め＆受けが好きな方はハマるかもしれません。
そして、弟も…。
とにかく「Kの支配者」は試し読みしたら続きが気になり止まらなくなる作品なので、こちらのネタバレ記事にたどり着いた方もいるかと思います。
当記事では、全話最終回完結結末まで魅力をたっぷり紹介するので、楽しんでいってくださいね。
また、絵を交えて読むとこの何倍も楽しめます！
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Kの支配者ネタバレ結末は？全話最終回完結まで
ジャンル：
- ダークな世界観
- インパクト大
- イビツな関係
Kの支配者は、人気BL漫画家さんの奥田枠先生の作品。
奥田枠先生のダークな世界観をたっぷり楽しめます。
出会いは中学時代。
攻めは学校では突出した存在。
受けは平凡な学生。
普通であれば、人生が交錯することはなさそうですが、あることをきっかけに関係していき、2人の人生が破滅していく物語です。
Kの支配者ネタバレ前編
その電話をかけたのは、ルームメイトで友人と名乗る坂滝晃。
血まみれになった資産家の息子のKを目の前に、自分も血みどろになりながら警察に通報した。
タワマンの広々とした部屋はKの持ち物だった。
Kは親の経営の手伝いや株てわ儲けていたらしい。
毒で亡くなった。
他殺と自殺の両面から捜査する予定だ。
でも、晃の証言は自殺というものだった。
中学からの友人で、ずっとマンションにいたらしい。
そんな話を警察官の東雲らがやりとりしていると、Kの弟が自殺じゃない！
あいつを捕まえろと東雲に掴みかかる。
二人は関係を持っていると暴露した。
東雲は晃の事情聴取を始めるが、心を閉ざしているようだ。
びくびくする晃にある話をすると、一変して表情かわあかるくなる。
楽しそうに話す中、突然、東雲が爆弾投下した。
真っ青になり、カタカタと震えだす晃は、奴隷とご主人様の関係だと言い出した。
そして、2人の出会い、ご主人さまと奴隷の関係になっていくさまをポツリポツリと話し始めた。
最初は声をかけられてドキドキし、徐々に晃の友人を奪っていく。
どう奴隷になっていくのか、ゾッとするようなやり口だ。
そして、晃は…。
Kの支配者ネタバレ後編
とうとう許してしまった晃は、涙を流しながら抵抗の言葉を発する。
Kは優しくキスをすると…。
翌日は、無理をして学校に行くものの、体がつらかった。
その日を境に、頻繁にそんなことになっていた。
どこにも逃れられない、どんどんKにコントロールされ、落とされていく。
高校に上がると、今度はKの好きなようにされてツラい状態に。
学校でも恥ずかしい状態になり、K.はとうとうとんでもないものを晃に用意した。
すべてをKに支配される喜び。
そんな話をしていると、東雲があることに気づきくとと…。
今もKにコントロールされている晃。
東雲は逃れたかったのでは？と疑問に思うが、晃にとってはKがすべてだった。
Kはそれが喜びだった。
しかし、Kはそれだけでは満たされなかった。
Kは自分の意志に反して、自分の身体が動くことが許せなくなった。
そして、Kは自分を支配することを決意した。
だが、Kの本心は！？
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Kの支配者結末までどこで読める？
Kの支配者は各電子コミックサイトで読めます。
当サイトイチオシはシーモア！
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Kの支配者全話最終回完結結末まで登場人物紹介
Kの支配者の登場人物を紹介していきますね。
全体の関係性が見えてくるかもしれません💦
弟もちょっとかわいそうかも．．．。
晃も人生を振り回されていて😭
坂滝晃
受け。
Kに支配される喜びを得てから、世界がK 中心に回っていた。
それまでは、目立たない少年で、気象が大好きでいつも雲を観察していた。
Kと関わるようになってからは、仲のいい友人を奪われ、気象にも目を向けることがなくなった。
K
攻め。
冒頭で亡くなる。
非常に頭が良い資産家の息子。
学校でも、常に人の中心にいるような少年だった。
晃と出会い、晃を自分の思い通りに支配していく。
自分のことも自分自身がすべてコントロール、支配できないことに我慢ならず、命をたつがその本当の理由は…。
東雲
Kの事件を担当した刑事の一人。
気象に詳しく、晃の心を開いていく。
おぞましい真相に迫っていくが…。
Kの弟
前編では、Kを殺したのは晃だと訴えていた。
だが、その実、事件の真相を知っていた。
Kの弟の行動にはある思惑があり…。
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Kの支配者ネタバレありの感想
Kの支配者のネタバレありの感想をまとめました。
前編後編のみの作品なので、決して長くはないお話です。
ですが、かなり衝撃的な展開、濃い内容なので満足度は高いです。
内容的には続編はないかなと思います。
攻めの精神がもともとおかしいのか？
受けは至って普通の少年でした。
目立たないけど、好きな気象のことにはワクワクして、楽しんでいる感じ。
交友関係も広くはないものの、良好だったんですよね。
なのに、Kが晃の前に現れてから、晃の世界をどんどん壊していくんですよね💦
きっとKと出会わなければ、平凡でも幸せな人生が待っていたのでは？と思えるほど。
一見、Kは優秀で人気のある生徒。
人望も厚そうなのですが、晃の前でだけは、そのダークな一面をさらけ出しています。
いや、それいらない…というほど。
前編後編読んでいくごとに、Kの精神がおかしいことにゾッとしますね。
もっと深堀して読んでみたい！
きっかけは…
晃は平凡な普通の少年でした。
でも、Kに出会って、どんどん壊されていき、常軌を逸した快楽に溺れます。
Kにコントロールされるきっかけは、あの歪んだ笑顔。
なんとも言えない晃の表情にKの方が魅了されたのかもしれません。
だからこそ、タイトルがKの支配者なのかも？
でも、Kはそれを認めたくなかったのかも？
だからこそ、あの悲惨な結末になったのかも？
ちょっとしたきっかけで恐ろしいことになるなって思いました💦
晃が壊されていくさまが恐ろしい
晃が壊されていくさまがとにかく恐ろしいです。
甘く囁くような行動のようでいて、コントロールしていく。
最初は抵抗があるものの、晃はそれがないと生きていけない。
Kに支配されないと生きていけない。
Kが亡くなったあとも、さらに壊れていく晃。
破滅しかない関係。
未来のない関係が恐ろしかったのに、なぜか、魅了される作品でした。
弟の行動には意味があった
兄のKが亡くなり、警察に晃を捕まえろと掴みかかっていました。
でも、すべての真相を知っていたんですよね。
なぜかというと…。
それを知ると弟の行動にすべて合点が行きます。
奥田枠先生の作品、やっぱり最後まで引き込まれるわ！と思いました。
Kの支配者は何を描いていたのか？さらに深く読み解く考察
『Kの支配者』は、破滅的な愛と支配を描いた作品でありながら、登場人物それぞれの内面に隠された“欲望”が静かに滲む物語でもあります。
まず注目したいのが、Kの弟が刑事・東雲に掴みかかった場面です。
一見、兄の死に動揺しているように見えるこの行動ですが、その根底には晃をひとりにしておけない危機感がある、さらには、強い執着が隠されていたように思います。
晃は精神的に追い詰められている状態でした。
その姿を近くで見ていた弟は、Kが自殺した今、晃も同じように命を絶ってしまうのではと危惧していたのではないでしょうか。
だからこそ、東雲に掴みかかってまで晃を助けたかった──晃を守りたかった──そんな気持ちが爆発してしまったのだと読み取れます。
そして、物語の終盤。
晃はすでに亡くなり、弟はその事実を受け止める中で、東雲と向き合うシーンがあります。
ここで彼が東雲の手を取り、頬を赤らめる描写は、単なる感情の揺れではなく、東雲の中に晃と同じ“何か”を感じ取ったからなのかもしれません。
東雲は作中で晃に対し、「わかりあえる」と語る場面があります。
気象という表面的な趣味だけでなく、もっと深い、誰かに支配されたいという無意識の欲望。
弟はそれを嗅ぎ取った。
晃にかつて惹かれ、落ちていったものと同じ匂いを東雲にも感じた──そう考えると、あの頬染めは“期待”や“興奮”すら伴うものだったのではないでしょうか。
「分かり合える」と語った東雲自身も晃の告白を通して、自分の中の“危うさ”に気づいていったように見えます。
だからこそ、Kの弟が手を取った際、頬を赤らめたということもうなずけます。
また、彼は晃に対して冷静な立場で接していたはずが、やがて晃の告白に飲まれ、共鳴してしまった側でもあるのです。
「支配」と「依存」って、こんなにも深くて怖いテーマだったんだなと改めて思いました．．．。
Kだけが怖いんじゃなくて、東雲も弟もみんなギリギリのところで共鳴してるのがヤバいって！！
読むほどに深まる余韻。
この作品が読者の心に残るのは、「誰もが自分の中に危うさを抱えている」と思い知らされるからかもしれません。
その他読者の感想
そのほかの読者の感想をざっくりとしたものを紹介しますね。
作者買いするほど魅了された一作。
狂気に満ちた共依存の関係に、読後も心を捕らえられ続ける圧巻の物語でした。
濃密な支配と執着が描かれた、奥田先生屈指のダーク作品。
ハードな展開と救いのないラストに、強烈な余韻が残ります。
支配と依存を通して揺れ動く心情に胸を打たれました。
美しい絵と重厚な心理描写に、引き込まれずにはいられません。
愛と狂気が絡み合う極限の物語。孤立していく2人の姿がリアルに迫り、読む手が止まらなくなりました。
短編ながら支配の過程と結末に惹かれる一作。
攻めの死を含むメリバ展開ですが、重すぎず楽しめた満足感の高い物語でした。
結構、インパクトが強いので、高評価が多かったです。
本当に心にぐっさり来る作品だよね！
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Kの支配者ネタバレ結末は？全話最終回完結までまとめ
K.の支配者のネタバレを全話最終回完結結末までまとめて紹介しました。
ダークな世界観、破滅しかない展開、ゾッとするような設定なのに、続きが気になって目が離せませんでした。
暗い話、破滅への話が好きな方には、絶対読んでほしい作品ですね。
まだ、K.の支配者を読んでいない方は、当記事の全話最終回完結結末までのネタバレを参考にしてください。
とにかく目が離せなく、一気読み必至の作品です！
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